トランスパーソナル と アントロポゾフィー (4)

目次

1 はじめに

ここでは、これまでの記事 を踏まえ、また、これから作成する文書の中で多用されるであろう、「トランスパーソナル」、「スピリチュアル」、「霊」という言葉について明らかにしておきたい.
ここでは、その3つの言葉の背景と意味についてメモしておきたいと思う.

1.1 本稿での考え方

主に心理的側面よりアプローチする方法を採用するが、他の主義・主張を否定するものではない.
特に、アイデンティティ・アプローチによる考え方、生物学的自然主義による考え方とルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーを基本に研究を進めているが、ここではアントロポゾフィーと心理的側面に着目し、 「感情」や「経験」が心身にどのような影響を及ぼすのか関連する事柄を含めて連載記事としてまとめる.

具体的には「経験」・「感覚」・「情動」・「意識」というものが、「心身」にどのような影響を与えているのかを連載記事として簡単に述べていきたい.
以下、「経験」と言う語を使っている場合には身体的経験と感情的経験の両者を含むものを指す.
 

アイデンティティ理論は、感情体験などの精神状態を神経系の状態にまで引き下げます。
感情経験のタイプ - タイプアイデンティティ理論(例えば、基本的な感情理論)は、あらゆる種類の感情経験(例えば、怒りの経験)に対して、ただ1つのタイプの神経生理学的状態があるという仮定に基づいている。
感情経験のトークン - トークンアイデンティティ理論(例えば、 James 1890、1894)は、独特の感情によって特徴付けられる感情のあらゆる実例は、独特の身体的状態と同一であると主張する
(例えば、異なる怒りの経験は異なる神経生理学的状態によって具体化される) 。
特定の脳領域における活動の増加として感情を指すといういくつかの神経科学論文における現在の傾向は、感情についてのアイデンティティの仮定に依存している。

リサフェルドマンバレット

ルドルフ・シュタイナーは、私たちの生活すべてにアントロポゾフィーという考え方を取り入れており、アントロポゾフィー医学にならって私は「アントロポゾフィー心理学」と勝手に名付けた。
「アントロポゾフィー心理学」の考え方は、既存の人間性心理学・精神分析・行動主義を補完し、神学・仏教・東洋医学・霊学をはじめ必要な領域を補完・統合すること目指した私が独自に 
考えたものである。 

2 概要

「スピリチュアル」という言葉は、一般に広く利用されている言葉である.ブログで有名なアメブロ (Ameblo) のブログタイトルに「スピリチュアル」という言葉が付いているブログだけでも 4,564 件 あった(2019年5月 現在).
はたしてどの程度正確に「スピリチュアル」という言葉が使われているかは疑問が残るところでもあるが、今後、このホームページで連載記事を継続していく限り、あるいは、このホームページにおいて「スピリチュアル」という言葉を使うにあたり、ここで改めて正確な意味を明らかにしておきたい。

「スピリチュアル」と同様に同様に「霊」・「トランスパーソナル」についても補足しておきたいと思う.

2.1 トランスパーソナル心理学 (transpersonal theraphy)

2.2 アントロポゾフィー心理学 (anthroposophy psychology)

3 スピリチュアル とは・・・

3.1 欧米におけるスピリチュアルの意味

  • 内山は、米国においてはスピリチュアルの意味が特定 の信仰心というよりも奉仕・自己犠牲・無償の愛と いった要素として理解されていると指摘している.
  • 窪寺は、聖書にスピリチュアリティの定義を探求し、創世記から「人間の生を支えるもっ とも基本的要因」、「神との関係」と述べている.
  • 長島は、「奥深い魂の不安や心の闇、「心の苦痛や魂の叫び」を 『スピリチュアル・ペイン』 と呼ぶ」.
  • 江口,落合らは、「本研究では,スピリチュアルを Spirit 『魂』 や 『息』・『聖霊』など、人間に生きる意味 や目的を与える根源的なものとして使用した」と述べている.
  • ほかにも多くの研究において,このようにスピリ チュアリティと魂とを同一視する理解が見られる.

3.2 WHO

また、WHO の 緩和ケアの項目には以下のように書かれている.

Palliative care improves the quality of life of patients and their families who are facing problems associated with life-threatening illness,
whether physical, psychosocial or spiritual.

「緩和ケアは、生命を脅かす疾病に関連して、肉体的であれ、社会心理的であれ、またスピリチュアルであれ、諸問題に直面している患者やその家族のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を向上させる. 」

3.3 Wikipedia

ここで一般的な言葉としての「スピリチュアル」の意味は、Wikipediaによると次のように書かれている.


英語のスピリチュアル(英: spiritual)は、ラテン語の spiritusに由来するキリスト教用語で、霊的であること、霊魂に関するさま。英語では、宗教的・精神的な物事、教会に関する事柄、または、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などを意味する[2]。キリシタン用語としては、ポルトガル語読みでスピリツアル、すぴりつあると表記される。

キリスト教
キリスト教神学におけるスピリチュアリティ(霊性)は、霊性を参照。
聖霊派 (スピリトゥアル派、心霊派、厳格派)については、スピリトゥアル派を参照。

ニューエイジ・心霊術
ニューエイジや精神世界を受け継いだ文化現象については、スピリチュアリティを参照。
心霊術、交霊術:スピリチュアリズム、スピリティズムについては心霊主義を参照。
19世紀フランスのアラン・カルデックによる心霊主義の新宗教、心霊術については、スピリティズムを参照。

医療・ケア
医療や心理学における用法については、スピリチュアリティを参照。
ターミナルケアやガン治療など終末医療で注目される概念についてはスピリチュアルケアを参照。

音楽
黒人霊歌については霊歌を参照
「スピリチュアル」(原題:"Spiritual" ):ケイティ・ペリーのアルバム『プリズム』の収録曲。

3.4 さまざまな解釈

はじめに述べたようにラテン語の spiritus が元になったキリスト教用語であり、その意味するところは霊的・霊魂・霊性に関する現象を指している.

『川崎医療福祉学会誌』(Vol. 24 No. 1 2014 11-20)の中で梶原は「スピリチュアルの意味」として以下を挙げている.

1 .スピリットに相当するヘブライ語のルーアハは始原のエネルギーであり,神との関わりのなかで, 神に従って,完全に新しい世界さえ作り出すダイナミズムを有するものであった.
2 .物質で造られた体に,スピリットと同様の性質を持つ神の命の息ネシャマーが入れられたことで, 人は自分の命を生きる存在となった.
3 .魂とは,体も含め,命を吹き込まれて生きることとなったその人の全存在を指す.
4.人間も動物も,神から命の息を与えられた生命体である.
5.スピリチュアリティはすでに内在するものであり,人の存在を根底から支えている.

梶原直美. 川崎医療福祉学会誌 Vol. 24 No. 1 2014 11-20.

さらに、中村・長瀬 (2004)によれば、「スピリチュアリティ」とは以下

安藤・結城・佐々木(2001)に よれば、スピリチュアリティ(霊性)とは、人間に本来 的に備わった生の意味や目的を求める無意識的欲求やそ の自覚であり、
自覚の中には宗教意識や死を超える希望 を含み、個人性を超えた(トランスパーソナルな)特徴 を持つ意識のことである。

また、Elkins, Hedstrom, Leaf, & Saunders(1988)は、「ラテン語でSpiritus(いのちの 息吹き)を意味するスピリチュアリティとは、超越的な 次元への自覚を通じて生じ、
自己、他者、自然、人生、 そして究極のものとして考えられるあらゆる事に関して 同定可能な価値によって特徴づけられる存在と経験の様態である」と述べている。

さらに、石川(2017)は、「スピリチュアリティ」という言葉の意味を以下のように意味付けした.

スピリチュアリティという用語の流布は,突出した思想家や特定の組織が牽引したものではなく,草の根的に,世界各地の個人が同時多発的に用いることによって実現している。
スピリチュアリティという言葉は,特定の宗教,思想,組織と結びついたイデオロギーでもなく,学者が頭で考え出した抽象概念でもなく,人間存在の高次な次元,
あるいは宇宙の神聖な側面に出くわした数多くの個人が,いわく言い難いが途方もなく重要と思われるその体験を表現する言説の集積のなかで生みだされ,支持されてきたのである。
とりわけ,ヒューマン・ケアにかかわる援助職の人々,死に直面している人々,東洋的な修行を実践した人々などは,霊性の次元を垣間見る機会が多く,その語りには重みがある。
つまりスピリチュアリティという言葉には,数多くの人々のスピリットが込められているのであり,昨今のスピリチュアリティ研究は,こうした人々の体験世界を後追いしているものなのである。

「スピリチュアル(Spiritual)」、「スピリチュアリティ(Spirituality)」 の用法は、原理的に三っに分類することが可能である。
第一に人間の 「存在構 造の最内奥の次元」 としての 「霊」を指 し示す名詞的な意味の用法(1)、
第二に心身(そ の統合の座が自我である)がその内奥の次元(霊)に帰一する運動に関わる動詞的な意味の用法(2)(そ の帰一する運動は自覚 〔覚醒〕 や再認 〔救済〕が中核をなす)、
そして第三に心身がその内奥の次元(霊) から展開する運動に関わる動詞的な意味の用法(3)である。

言 うまでもな く、 用法(2)と用法(3)は相即 してお り、その相即運動は、宗教伝統によって、還帰-流 出、往相 一還相、向上一向下、まっろひ一さきはえ、などと呼ばれてきた。
「スピリチュアル」の医療 ・福祉的な用法は、「人生の意味 ・目的」 に関わり、「スピリチュアル」の心理療法的な用法は、「自己実現や自己超 越」に関わると述べたが、
自己超越は用法(2)に、また自己実現は用法(3)に 近いと考えられる。
人生の意味 ・目的は、中心への帰一と中心からの展開に同時に関わるから、用法(2)と用法(3)の双方を含むと言える。

棚次正和. 霊性の人間学は可能であるか 2006.

3.5 「スピリチュアル」と「アントロポゾフィー」

「スピリチュアル」と言う言葉は不思議な言葉であり、10人いれば10人の解釈があるのではないかと思う.
ただ敢えて「スピリチュアル」と言う用語に対して意味を付け加えるとすれば、以下のような意味になるではないかと思う.

  • (1)人間の成り立ちの根底にあるもの
  • (2)個人性を超えた(トランスパーソナル)特徴を持つもの
  • (3)超越的な現象や体験
  • (4)霊的・霊性に関する現象や体験
  • (5)生死を越えた高次元の「意識」や「魂」とは異なるもの

ここでルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーの考え方を取り入れると、人間の成り立ちは肉体は一部であり、人間本性の単なる一部分であるという.
人間の成り立ちは 人間の本質 でも書いているが、以下のような構成になっている.

肉体エーテル体アストラル体自我悟性魂意識魂) +霊我生命霊霊人

このように人間の成り立ちを見ると、上述の(1)~(5)までのすべてを包含する.
詰まるところ、人々が「スピリチュアル」と呼んでいるものはルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィーの考え方そのものではないかと思う.

超感覚的な認識から人間を考察 しようとするなら、この認識の常道に従って、先ず 人間本性の「開示された秘密」 に眼を向けなければならない。 
感覚の働きや、その感覚に支えられた悟性の働きにとっては、肉体だけが考察の対象になるが、これは超感覚的認識の立場から言えば、人間本性の単なる一部分にすぎない。 
 
ルドルフ・シュタイナー. (2017). 神秘学概論 筑摩書房.

4

「霊」という言葉を人には見えない何やらおそろしく怖いイメージがあるが、本当の意味での「霊」、「霊魂」、「御霊」という言葉の意味を正しく理解しておく必要がある.

4.1 霊魂・御霊

松本道別の「霊学講座」に記載してある「霊魂」の意味について以下に記す.

霊魂という熟字は支那の昔にも在るが、普通には使用されなかった語で、之を普及するに至ったのは、清朝の或豊年中に米人マルテンが著した『天道遡源』などに、
西語ソールの訳語に使ったのが始めらしく、それを日本でも襲用したもので、明治以前には魂魄という方が通用語であった。が、そんな語源などは何うでも好いとして、
霊魂の国語はタマシヒであって霊之火を意味し、所謂人魂として離遊すること、玉の緒という繫索の存在すること、放射能体なること、又転生することなどに就ては同じく
『霊学講座』に詳述してあるから略す.

而して此処には専ら古神道に所謂、和魂、荒魂、奇魂が四魂か三魂かに就て精研し、それから其作用と拠処に及ばむと欲するのである.

霊魂は人にありてはタマシヒと云へど、神にありてはミタマと云う.禊の流を汲むと云ふ故川面凡児などは、ミは霊でタマは魂、即ちタマは渟(タマ)るで霊の渟りて集合したものを
霊魂と云うと解していた.之も一説ではあるが、ミは御又は真の意味でマタマの転語なるべく、美称又は敬称と見て好かろう. このミタマに和魂(ニギミタマ)と荒魂(アラミタマ)の二者
あることは、古典に数多く散見する所で、何れも大社には本社以外に荒祭宮なるものがあって荒魂を祀ってあり、今殊更に古典の出処を挙げるにも及ばなからうが、奇魂(クシミタマ)、
幸魂(サキミタマ)に就ては古典にも見る所が極めて乏しい.

川面氏はミタマを霊と魂とに分け、霊を甲乙丙の三系、魂を甲乙丙丁の四系に小分し、その各系に多種多様の名目を揚げ、複雑混交して殆んど捕捉端倪すべからざる者である.
之が果たして「禊の流」として神代から伝はったものか何うかは頗(スコブ)る疑はしく、吾人は之を氏一個の所説として瞥し置くに止める.

松本道別, (2017). 霊学講座 八幡書店

このことから、「霊魂」と云う言葉は、明治以前には使われず「魂魄」という言葉が一般的であったこと.また、「霊魂」=「タマシイ」=「霊之火」であり、人魂を表している.
そして、ミタマ=和魂と荒魂がある.

4.1.1 和魂と荒魂

先づ和魂荒魂に就て文献上の研究を試みむに、玉木正英の『玉籖集』に曰く、

嘉謂、荒魂(荒暴之心)麁魂(麁厲之心)新魂(新初之心)現魂(示現之心)改魂(改革之心)皆云ニ阿羅多摩、而通用之、隋之処可心得也、
和魂(和合之心)云尼枳多摩、尼枳者握也、珥胡者温也、熟之謂、

松本道別, (2017). 霊学講座 八幡書店

玉木正英は「魂」は以下のように分類した.

  • 荒魂:荒暴之心
  • 麁魂:麁厲之心
  • 新魂:新初之心
  • 現魂:示現之心
  • 改魂:改革之心
  • 和魂:和合之心

4.2 「霊」 と 「スピリチュアル」

日本語の 「霊」 は 「肉体 に宿 り、 または肉体 を離れて存在すると考 えられる精神的実体。 たましい。
「たま」を指すことから、一般には死後に肉体を離れた幽霊亡霊 を連想 しがちである。

このような理由もあ って、「霊」 や 「霊的」 とい う言葉 は、 流通する単語としては定着 し難 いのであ る。
そこで昨今 は、 やむな くカ タ カナ書 きの 「ス ピ リチュアル」 や 「ス ピリチュア リティ」 が使 われている。

棚次正和. 霊性の人間学は可能であるか 2006.

5 関連記事

6 参考文献

  • 梶原直美, 「スピリチュアル」の意味-聖書テキストの考察による一試論-. 川崎医療福祉学会誌, Vol. 24 No. 1 2014 11-20.
  • 中村雅彦・長瀬雅子,スピリチュアルな癒しに関するトランスパーソナル・パラダイムの 展望-癒し、医療、スピリチュアリティの相互関係 愛媛大学教育学部紀要, 第51巻 第1号 83~93 2004.
    Perspectives of transpersonal paradigm on the spiritual healing: Mutual relationships among healing, medicine, and spirituality. (英語)
  • 石川勇一, 心理療法の根本原則と霊性 ― スピリット・センタード・セラピーと伝承療法
  • 松本道別, (2017). 霊学講座 八幡書店
  • ルドルフ・シュタイナー. (2016). 人智学・心智学・霊智学 筑摩書房.
  • ルドルフ・シュタイナー. (2017). 神秘学概論 筑摩書房.
  • ルドルフ・シュタイナー, (2014). 病気と治療 イザラ書房
  • ルドルフ・シュタイナー, (2017). シュタイナーのアントロポゾフィー医学入門 (社)日本アントロポゾフィー医学の医師会.
  • ルドルフ・シュタイナー, (2016). 秘されたる人体生理. イザラ書房

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