死後の世界(2)

目次

1 はじめに

前回 は死後の世界を語る上で大事な人間がこの現実界に生まれてきた理由と真理について述べた。 
今回は前回のあらましをもう少し深掘りしていきたいと思う。 
ここに書いている内容については私が勝手に考えている(あるいは思っている)ことであり何らエビデンス(証拠)は無い。 
 

2 人は死ぬとどうなるのか?

前回 は、「人が死ねば葬儀を行い火葬されお墓に埋葬される。この段階で物理的に残ったものは「骨」だけである。骨以外のすべてのものがこの現実界から消える。 」と述べた。 
そして、「人が死んだら残るのは「魂」だけである。」と述べた。今回はその魂についてもう少し深く述べる。 
 

2.1 魂とは

ルドルフ・シュタイナーの言うところのアストラル体(魂の力)は、一般には魂、霊魂、霊などと呼ばれている。英語では Spirit、Soul などと表現される。 
物理的身体やエーテル体とは別に存在するいわば「精神的実体」とも言える。  
人が生きているとき人は自身の「心」を中心に活動している。 
「心」の構造はフロイトの構造論 で詳しく述べたので参照されたい。 
 
このフロイトの構造論を引用すれば心の中にある最も深いイド(id:es) と呼ばれる領域が魂に該当する領域ではないかと私は考える。
このイドの領域は古い先祖(前世)の時代から抑圧され受け継がれてきたものや人間の本能が蓄積されており、一次過程がイドを支配し時間や場所など現実の秩序の影響を受けない。 
そして、フロイトの構造論を借りれば、イド以外の自我や超自我は人が発達する過程で成長していくものであるから魂とは切り離して考えることが出来る。 
 
このことから人の持つ本能や前世から受け継がれたものなどが「魂」と呼ばれる「精神的実体」ではないだろうか。 

2.2 物理的身体( 肉体)の束縛から解放される

人が死ぬと物理的身体は亡くなり魂だけが残る。そして死んだ本人も死んだことが解らない一時的に困惑した状態になるようである。 
これが物理的身体(所謂、肉体)から解放された状態である。肉体から解放された時点で魂だけの世界になり自身の想念1のみの自由な世界となる。 
このようなことから、何か食べたいと思えば即座にその欲求が満たされるのが物理的身体を持っていたとき時と異なる点である。 
もっと言えば物理的身体を養う必要がないのでお金の心配もいらないということである。  
 

2.3 輪廻転生

輪廻転生(または転生輪廻ともいう)は、人が死んだ後、魂が何度もこの世に生まれ変わることである。 
これが所謂、 「魂の修行」 であり現実界でその課題に挑戦し 霊性を高める ことにつながるのである。 
魂のレベル応じてその課題は設定されるようである。 ちょうど心理学にある発達論のように魂年齢に応じた課題が設定される。 
 

2.3.1 魂年齢とは

一般的に知られている魂年齢(レベル)は7つに分類されている。 
 

  • 乳児期 今を生きる
  • 幼児期 文明構造を作る
  • 若年期 金銭・名声・名誉などに興味がある
  • 青年期 感情や感性に興味を持ちカルマ(業)2に気付く
  • 老年期 感情に支配されない超越したレベル 
  • 超越期 高次のレベルとつながる
  • 無限期 すべてに気付くレベル

 
因みにそれぞれの魂レベルの課題をクリアーするまで何度も繰り返すこととされている。 
このようにして霊性を高めることが現実界で生きる人間に求められているのであるが・・・。あまり納得できません。 
 

2.3.2 生まれ変わりは本人の意思によって決まる?

魂のレベルに応じて生まれ変わり、再び現実界で生きようと決めるのは本人が決めるものであると思う。 
生きている時に人生が楽しい。もう一度生まれ変わっても人間として生まれ変わりたいと思う人が生まれ変わるのであって、死んだからと言ってすぐに生まれ変わるものではない。 
 
人生の中で楽しいこともあれば苦しく辛いこともある。どちらかと言えば苦しいことの方が多いのが普通であってそう感じる方が自然である。 
そして、死を前にして「苦しかったけど良い人生であった」と思った人が本人の意思とは別の働きにより再び同じレベルの人生を何度も歩むことはないのではないか? 
と、すればもう一度生まれ変わって辛い人生を何らかの力により生まれ変わるのは不自然であり、自らが生まれ変わりを望むのが自然であるのではないかと思うのである。 
 
この話しは「前世」というものが輪廻転生を解りにくくしており混乱する原因になっているのではないか? 
 

2.4 嘘がつけない世界

死後の世界は物理的身体から解放され魂だけの世界になる。そのため上述したように想念のみの自由な世界になることから言葉も必要ないのである。 
思ったことが直ぐに相手の魂に伝わるので嘘や誤魔化しができないのである。 
しかし、現実界にいる人間は自分の都合の悪いことは誤魔化したり嘘をついたりすることに慣れてしまっているが、霊界ではそれが成長の妨げにつながるのである。 
 

2.5 自分の死を気づけない魂

自動車事故、列車事故、航空機事故など不意な事故により亡くなった場合、本人は自分が死んだことに気付かない場合が多いようである。 
この場合、本人が死んだことを伝えなければならないのは親族、あるいは家族である。
死んだことに気付かないでいると現世での執着だけが残り魂を成長させることができないばかりでなく、現実界に住まう人にも悪影響を及ぼすのである。 
 

2.6 地縛霊

一般に地縛霊と言うと成仏3できない霊を地縛霊と呼ぶことが多い。 
地縛霊とは、死後もその人の霊魂が現世を彷徨っている霊のことを地縛霊と言う。 
 
地縛霊は自分の死を認識できていない霊や現実界での執着が原因となる。 
その執着の原因として、怒り・妬み・誹り・愚痴・嘘・殺人、姦淫、不品行、盗み、偽証、貪欲・邪悪・欺き・好色・高慢などがある。 
人は「心」で思ったことを言葉に発し、それを元に行動に移す。それ故、口から出た言葉は「心」に在るものである。 
その「心」に曇りが生じている状態は現世で不幸になるばかりでなく死後は地縛霊となって現世を彷徨うのである。 
 

2.7 魂が帰る場所

天国や地獄を見てきた人はいないと思うが、魂の故郷と呼ばれる魂が帰る場所はあると思う。 
ではどこに魂は帰るのか? 
上述した地縛霊が現実界を彷徨うのであれば、所謂、成仏した霊(魂)は現実界ではない霊界にいることになる。 
この霊界は様々な宗教的立場の違いもあるが、霊界において魂のレベルに応じた階層に帰るのではないかと思う。その階層は同じレベルの魂がそこに存在し現実界のような世界とは異なるものと考える。 
 
霊界は非物質的世界であるが、それは私たち人間が住んでいる世界とは異なり高次元の世界が存在しているが、それは私たちから見ると遠い世界のように思える。 
しかし、霊界の場所は次元が異なるだけで物理的距離とはまた別の世界であり我々が考えているよりももっと身近にあるかもしれない。 
例えば、次元が異なる光の世界であるかもしれない。  
 
次回は「現世と死後の世界」を予定。 
 

3 ホームページについて

このホームページは、うつ病の精神治療法を研究するための私自身のためのサイトです。私自身が覚えることが苦手、且つ、忘れっぽい性分なので備忘録として主に以下の内容のものを扱っています。どこにいてもこのホームページを閲覧することができるようにという目的でこのホームページを作りました。
 
 
ホームページの作成には、Emacs 25.1.1 を使い org-mode により HTML を生成しました。Emacs を使った理由として、Mac , Windows , FreeBSD などOSを問わずに編集出来ること、また、日頃の文書作成も Emacs を使っているため慣れ親しんだツールを使うことが何よりも使い易いためでもあります。このホームページは、大学、大学院で学んだ事柄を中心に私自身が日々の研究のために忘れないようにするための私自身の備忘録、或いは雑記帳の様なものですので、記載されている事柄について十分な確認や検証をしたものではありません。
 
 

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脚注:

1
想念:心の中に思ったこと
3
成仏:仏教用語。悟りを開くこと。拘りや執着を残さずに死ぬこと

著者: Satoshi Takemoto Satoshi Takemoto

Created: 2018-08-21 Tue 22:49

Emacs 26.1 (Org mode 9.1.6)

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