新型コロナウィルスとアントロポゾフィーの考察(3)

目次

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2 はじめに

新型コロナウィルスが世界的に猛威を振るっている中で2020年3月11日にWHOは1 パンデミック を宣言した。

  • 世界規模での新型コロナウィルスは、もしかしたらこれは地球に住う全人類に向けられた試練なのかもしれない。
  • 自分自身や家族、友人の健康、仕事、学校、経済・・・など、日々の日常生活に於ける不安が日々増大している。
  • これまでに体験したことのない驚異に対して人はこれからどのように生きていかなければならないのか?

ここではすでに述べてきたことをさらに深く追求してみたい。
特にここでは3分節理論に基づいた新型コロナウィルスが物理的身体にどのような影響を与え、我々はどうやって身を守れば良いのかを考えてみたいと思う。

3 炎症の本質

すでに分節構造で述べたとおり、人間固有の力である「自我の力」が弱まり全体の調和が崩れて物理的身体、エーテル体、アストラル体、自我がそれぞれが自律することによって病気は発症する。つまり、エーテル体、アストラルと自我からなる存在に注目した時、一方では物理的身体とエーテル体が、また一方ではアストラル体と自我との間に密接な関係がある。しかもこれらの力は夜になるとエーテル体とアストラル体の関係が弱まる。このような関係はエーテル体とアストラル体の力関係に依存している。

そして、下部領域 は生命活動が最も活発な組織が集まる領域である。血液組織は植物的世界の力が最も優位に働く領域であり、感情の働きは、心臓、呼吸器官を中心とする身体のリズム(律動)組織の活動と密接な関係がある。このようなことから、ここではまず最初に「炎症」の発症について述べたいと思う。

参考1:ルドルフ・シュタイナー(1)
参考2:【神秘学(2)】 人間の本質
参考3:【神秘学(1)】 霊学で用いられる諸概念
参考4:トランスパーソナル と アントロポゾフィー (2)

3.1 炎症はなぜ起きるのか?

免疫システム の始まりは、 自己か非自己 かを認識することである。非自己と認識するからこそ、排除しようと言う作用が働く。 感染症ではウィルスや細菌を非自己と認識し、白血球が貧食し抗原抗体反応が生じ、異物が排除される。 炎症はその反応であり、発熱は免疫が活性化するためのシステムである。 しかし、感染症の異物を排除しようとした反応が異物がいなくなった後も暴走することがあり、臓器を障害することがある。また、最近増えているアレルギー疾患は、本来外部から侵入しなかった異物が侵入していると言えるし、さらに排除する必要のない無害な異物を排除しようとして過剰に反応していると言える。花粉もダニも本来は体内に侵入してくるものではなく、また侵入したとしても生命に危険はないので過剰に排除しなくてもいいものだ。しかし、過剰に排除しようとする結果炎症が起き、アレルギー反応が起きる。自己免疫疾患にいたっては、自己を異物と間違って認識し攻撃する。一方、がんについてはがん細胞は常に体のどこか生まれているといえるが、それを免疫が認識し排除しているので、病気として発症しないですんでいる。その監視がうまく作動せず、あるいは排除する作用が間に合わず、がん細胞が増えて一定の腫瘤を形成すると免疫の作用だけでは排除できなくなる。
つまり、非自己を正しく認識し、適度な反応をする、その機能が不足したり過剰になったりすることで多くの病気が生まれることがわかる。

3.1.1 作用

  • 無機的世界の力の自律化は有機体組織の分解や萎縮、寒冷化、鉱物化が促進されることにより人間の有機体全体の硬化性の変化が生じる。たとえば、動脈硬化症、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、認知症、悪性腫瘍、リウマチなどである。
  • 一方、植物的世界の力が自律すると、有機体組織の溶解や繁殖、温熱化、植物化が促進されることにより、人間の有機体全体の炎症性の変化が生じる。たとえば、あらゆる炎症性疾患(肺炎、髄膜炎、腹膜炎)などである。
  • 無機的世界の力が最も優位に働く領域は、生理学的に最も生命活動が抑制された組織が集まる領域である。人間の細胞の中でも最も分裂能力や再生能力が小さな細胞は神経細胞である。感覚器官や骨組織、歯なども鉱物化の進んだ組織である。硬い骨組織に囲まれた神経組織が集中し多数の分化した感覚器官を包含する人間の無機的世界の力が最も優位に働く領域である。
  • 植物的世界の力が最も優位に働く領域は、成長、増殖、再生といった生命固有の活動が活発な領域である。人間の細胞の中で分裂能力や再生能力が大きな細胞は血液細胞、腸管細胞、肝細胞、生殖細胞である。代謝組織、運動組織、生殖組織、血液組織は植物的世界の力が最も優位に働く領域である。

3.2 炎症の本質

炎症性疾患は、下部領域(運動・代謝・生殖・血液器官)からの生命化させる植物的世界の力が過度に強くなっている ことから、上部領域(神経・感覚器官)の力を活性化させ上部領域と下部領域をバランスさせることが大事なことである。

3.3 自我

自我に関係する病気は血液と関係する病気であり、基本的に慢性病になる。あくまでも基本的にそうなると言うことであって必ずそうなると言うものではない。慢性病の症状が現れている場合、物質的には血液に原因があり、一方では霊的な原因によるものである。
慢性病はもう少し詳しく言うと、血液の性質や自我の性質に関わっているのである。

4 血液の本質

血液はそれ自体、私たちの中で最も動きに富み、活発です。何かがほんのわずか血液循環に作用しますと、血液はただちに異なる道筋をたどることはよく知られています。ちょっとどこかを刺しますと、血液はすぐに異なった道筋をたどります。このことは非常に重要です。なぜならこの事実は、肉体において外からの影響に最も敏感に反応するのが血液であることを示しているからです。最も固まっておらず、他からの影響に最も敏感に反応するのが血液なのです。血液は意識的自我の体験に非常に大きく左右される器官です。恥ずかしい時は赤面したり、不安な時は顔面蒼白になったりするという事実があります。
(中略)
つまり、恐怖、不安、羞恥といった感情は自我体験を根底としていて、その結果が血液に現れるのです。恐怖を伴った不安の場合、私たちは外敵と思われる相手から身を守ろうとします。言わば、自我が引きこもってしまうのです。羞恥心では、私たちはできれば身を隠してしまいたいと思います。言わば血の後に隠れ、自我を消し去ってしまおうとするのです。
(中略)
血液が自我の外的・肉体的な道具としての血液が、自我の内側での体験に従っているのです。恐怖では、驚異の対象から身を守り、自分自身の内に引きこもり、血液が体表から身体内部に入り込んでしまい、それで青ざめます。身を隠したい、その場から消え穴があったら入りたい、と言う羞恥心では、自我表現である血液が身体の周辺部分に向かい、赤面するのです。 血液とは、人間全体の中で外からの影響に最も左右されやすい器官系であり、自我体験に最も敏感に従うことのできる器官である ことがおわかりだと思います。

4.1 血液の性質

個々の営みに活発に連動し活発に連動し、他のいかなる器官系よりも私たちの内的体験に最も忠実に沿います。外的科学は近視眼的で、内的体験にかかわる系は、血液系ではなく神経系だと信じています。
(中略)
つまり、自我体験である羞恥心や恐怖を感じると血液の位置が変わりますし、それが影響の現れ方としては最もシンプルです。この現象では、 自我体験がはっきりと自我の道具である血液に表現されています。 一過性の自我体験ですらこのように血液に現れるのですから、 継続的・習慣的な自我体験 が活発に満ちた血液と言う要素に与える影響もご想像いただけると思います。習慣的なものであれ、一時の爆発的なものであれ、情動、情緒、欲望など全て、自我の道具である血液に影響します。 あらゆる不健全な自我体験は血液に現れるのです。

4.2 血液への意識化されない作用

血液には以下のものが意識化されずに入ってくる

  • 外的活性が完全に濾過された栄養物
  • 身体の深部で生起するプロセス

4.3 血液への意識化に関連する事柄

  • 外界を物質界として知覚するのだから、外界的・物質界的なままに血液に取り込まれる物質があるはずである

5 自我と血液

もう一つの人間の隠された本性は感情と血液であり、感情が血液に及ぼす影響は上述したとおりである。あらゆる感情、自我体験は血液に現れるのである。別の表現をすれば、アストラル体に影響しアストラル体が自律することにより、有機体組織の溶解や繁殖、温熱化、植物化が促進されることにより、人間の有機体全体の炎症性の変化が生じるのである。
このことは、血液系は外部の刺激を受けやすい器官であり、また内部への影響も大きい。

6 参考文献

7 ホームページについて

このホームページは、うつ病の精神治療法を研究するための私自身のためのサイトです。私自身が覚えることが苦手、且つ、忘れっぽい性分なので備忘録として主に以下の内容のものを扱っています。どこにいてもこのホームページを閲覧することができるようにという目的でこのホームページを作りました。
 
 
ホームページの作成には、Emacs 25.1.1 を使い org-mode により HTML を生成しました。Emacs を使った理由として、Mac , Windows , FreeBSD などOSを問わずに編集出来ること、また、日頃の文書作成も Emacs を使っているため慣れ親しんだツールを使うことが何よりも使い易いためでもあります。このホームページは、大学、大学院で学んだ事柄を中心に私自身が日々の研究のために忘れないようにするための私自身の備忘録、或いは雑記帳の様なものですので、記載されている事柄について十分な確認や検証をしたものではありません。
 
 

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したがいまして、このサイトは私のためのネットノートなので、読みにくかったり誤りもあるかもしれません。
その際はご指摘いただけると嬉しく思います。
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[2020-03-09 Mon] org-mode のバージョンが 9.0.5 から 9.1.9 へバージョンアップしました. 
 

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脚注:

1
パンデミック(英語: pandemic)あるいは世界流行とは、ある感染症(特に伝染病)が、顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した世界的な感染の流行を表す用語である

著者: Satoshi Takemoto

Created: 2020-04-02 Thu 19:16

Emacs 26.3 (Org mode 9.1.9)

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