不眠症

 

はじめに

私の うつ病 の体験 にも書きましたが、ストレスが蓄積されていく初期の段階においては、不眠症と似たような症状が生じます。夢心庵のお客様の中でも睡眠障害の方は割と多くいらっしゃいます。睡眠不足が数日間続くと大体以下のような症状が現れます。

 

  • 床に入っても中々眠りにつけない
  • 朝起きるのが辛い、
  • 日中に眠くなる

 

この段階で不眠症との違いは、うつ病 は、思考、感情に変化が生じる点が異なります。このように単なる不眠と違う点が うつ病 の特徴です。ここでは特に睡眠の問題について少し触れておきたいと思います.

 

睡眠障害

一般的に睡眠時間は個人差があります。一般的に言われていることですが、睡眠時間が 6時間以下 の場合は睡眠不足が生じると考えられています。睡眠不足が定常化された状態になると以下に示すような症状が現われます。

  • 不眠
  • 日中の眠気
  • 居眠り
  • 朝が起きられない
  • 異常行動

また、個人ごとのパーソナリティ、発達の違い、環境などにも考慮する必要があるそうです。不眠症は以下のように分類されます。

  • 不眠症
  • 既日リズム睡眠障害
  • 睡眠時無呼吸症候群

 

では、何故睡眠不足に陥りやすくなるのでしょうか?睡眠を阻害する要因にはいくつかあります。まず、以下の内容について読んでみてください。そして、思い当たることがあれば生活習慣を改善してみることも大事なことだと思います。

 

睡眠の問題

現代はスピード社会と言われるとおり、情報をはじめ私たちの生活に関わる衣食住までもが 30年前頃とは異なり生活様式が変化しています。生活様式は時代ごとによって変化し、時代ごとに生活習慣も異なります。
現代においては、働き方の変化、パソコン、携帯電話(スマホ、タブレット)の普及、子供の遊び方の変化、そして、食生活の変化がどれほど睡眠に影響を与えているのかを考えてみることにします。

 

働き方の変化

製造業やサービス業においては、24時間365日稼動し続けなければならない場合もあり、一旦、工場の稼動やサービスを停止すれば再稼動にコストがかかるなどの理由から24時間365日稼動するためにはシフト勤務により対応するのが普通です。それも昼夜交代勤務による疲労から十分な睡眠を得られないことも少なくないと思います。若いうちであればどうにかリカバリーも可能ですが年齢を重ねるごとに疲労回復に時間が掛かるようになってきます。このことは他の職業でも同様にスピード感を求められる現代に於いては、十分な睡眠を得ることが出来ない状況で仕事をしなければならないことが多いと言えるのではないでしょうか。

 

パソコン・携帯電話(スマホ・タブレット)

情報化社会になり、仕事でも1日中パソコンに向かうことは珍しい光景ではありません。それがむしろ当たり前の状況になっています。さらに自宅でもパソコン、携帯電話(スマホ・タブレット)により Line、Facebook、ブログ、ゲームなどを楽しむ光景を見ることも珍しくありません。1日中何らかの画面に向かい、且つ、自宅でパソコンや携帯電話(スマホ・タブレット)などの情報機器から手を話すことなく夜遅くまで起きていることが不眠の原因の1つになっているのです。

 

睡眠時間

30~40年前くらいであれば子供は外で遊ぶことが当たり前でした。現代では子供が情報機器を操作している場面を見ること珍しいことではなくなりました。日本人の年齢別平均睡眠時間の調査 によれば、10歳~14歳 の子供では、男性が 平均 8.4時間、女性が 平均 8.3時間です。更に幼児の調査 では夜7時~10時の小児の睡眠は52%、夜10時以降が47% という結果です。幼児でさえも睡眠時間が短縮されている傾向にあることが言える。

 

食生活の変化

ファーストフード、インスタント食品などの普及により手軽に食事を摂ることが出来ます。食事そのものの質の変化による影響があるのではないかと思います。具体的には、食材に対する食品添加物が当たり前になっていて食品添加物は不眠のみならず危険なものもあるのです。

  • 発がん性物質 など  :サッカリン・サッカリン・ナトリウム(清涼飲料水、菓子類などに使用)
  • 不眠症、うつ など  :アステルパーム(ダイエット食品、ゼロカロリー飲料などに使用)
  • 細菌、カビの増殖 など:安息香酸・安息香酸ナトリウム(清涼飲料水、マーガリンなどに使用)

その他にも数多くの食品添加物がありますが、米国や他の国では禁止されているものが日本では使用されているものもあります。食品添加物の中には不眠症 や うつ病 を誘発するようなものもあるので注意が必要です。

厚生労働省:食品添加物
東京都医師会 食品添加物 – 気をつけたい安全性

 

不眠症 は うつ病 の前兆か

以下の論文にあるとおり、不眠だから必ずしも うつ病 とは限りません。うつ病 において過眠となるケースがあることや、不眠が気分障害だけの問題ではなくパニック障害などの不安障害の誘因として認められることがありますのでその場合には医師の診断を受けることが大事です。

不眠が生じたからといって必ずしもうつ病 ではない ということでです。ただ、不眠が続くようであれば、気分障害や不安障害の可能性もあります。

 

こころ の 病とは?

 

うつ病 体験記

 

Abstract:不眠,過眠など睡眠の障害は,うつ病など気分障害の症状としてきわめて高頻度で認められる.これら睡眠の症状は,双極性障害(=躁うつ病,躁状態では睡眠時間が短縮し,うつ状態ではそれが延長する)のように経過の指標として役立つ場合がある.また,通常のうつ病では不眠の訴えが多いが,一部には過眠を伴ううつ病もある.

 

過眠を伴う例では,過食,極度の疲労,気分の反応性,他人からの拒絶に対する過敏性などを伴うことがあり,そのような群は「非定型うつ病」と呼ばれる.睡眠の障害は,気分障害の発症や悪化の要因ともなる.

 

特に近年注意すべきは,誤った理解や生活習慣に基づく睡眠不足の持続で,気分障害のみでなく,パニック障害など不安障害の誘因としてもしばしば認められる.患者教育や健康教育を通じて十分な注意を促していく必要がある(著者抄録)

【成人病・生活習慣病とうつ病 誤診と見逃しを避けるために】 不眠症・過眠症とうつ病
Author:佐々木 司(東京大学保健センター)
Source:成人病と生活習慣病 (1347-0418)36巻3号 Page314-317(2006.03)

 

眠れないことによる様々な変化

眠れなくなる原因については上述したとおりです。そして、眠れなくなるということは別の視点で考えてみると、こころや魂の問題にも関係しているのです。

 

「こころ」 とは何でしょう?

 

ストレスと感情

興奮したり過度なストレスにより「感情」が高ぶったりすると人間の身体は反応を示しめします。このときの身体の状態は、自律神経系・免疫系・内分泌系、これをまとめてホメオスタシスと言いますが、ホメオスタシスが不安定になるのです。言い換えますと、人は「感情」によって人間の身体の機能に影響を与えているということです。人間の身体は常に生体機能を一定に保とうする働きがあります。ところが、感情が高ぶったりストレスが蓄積することによって、恒常性(ホメオスタシス)が崩れるのです。

 

生命力や魂への影響

これが短時間や短期間ならまだ良いのですが・・・,長期に渡って恒常性が崩れた状態になると病気を発症します。怒ったり・悲観したり、それが長期に渡ると人間を構成する要素にも影響を与えます。具体的には、生命力が衰えるだけでなく、魂の力や自我にも影響を与えるのです。

 

自我の影響

「自我」は意識と無意識の境界線上にありますが、無意識(バケツ)の中に「嫌な感情」を捨て続けていきますと、このバケツに捨てたモノが、魂の力に影響するのです。魂の力は感情を表現し、感情は血液やリンパ液に関連しています。怒りっぽい人は、血圧が高かったり、梗塞を起こしたり、腎炎になったりしていることが多いです。遂には、魂の力や自我だけで無く、生命力にも影響を及ぼして生命力が衰えてしまうのです。

 

長尾ヒーリング とは

 

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