心理統計法-R の使い方(01)

目次

1 はじめに

統計分析では、多くの場合統計ソフトを使ってデータ分析を行うのが一般的である。しかしながら、専用の統計ソフトとは高価なものが多い。ここでは、オープンソースの統計ソフトである、「R」を使ったデータ分析の手順をかんたんな例題を含めて紹介したい。
なお、「R」のインストール方法や機能の詳細については専門のサイトで確認していただきたい。

2 R の概要

統計ソフトである「R」は以下の統計データの分析ができる。
 

  • 記述統計

– 度数分布
– ヒストグラム
– 箱ひげ図
– 代表値
– 散布図
– 相関係数
– クロス集計

  • 統計的仮説検定

– t 検定
– 相関係数の検定
– χ2検定、分散分析

  • 重回帰分析
  • 因子分析
  • 階層線形モデル
  • 構造方程式モデリング

3 R インストール後の設定

3.1 R コンソール を利用する

R の基本的な操作はコマンドラインベースで操作するため、「R コンソール」というものを使ってコマンド入力を行い、結果を確認する。
「R コンソール」で日本語を表示するためにフォントの設定を変更する必要がある。
 
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R コンソール メニューの [編集]-[GUI プリファレンス] より以下の画面を開く。ここで、フォントを「MS Gothic」に変更して[Save]ボタンを押して、設定を保存する。
その後、[OK]ボタンを押して設定完了となる。
 
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3.2 R 作業ディレクトリ

Rのデータを読み込んだり、結果を保存するための作業用のディレクトリを作成する。
R コンソール メニューの [ファイル]-[ディレクトリの変更]を選ぶと以下のような画面が開く。
 
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ここで、自分用の R 作業ディレクトリを作成し[OK]ボタンを押して完了する。
 

3.3 R コマンダー のインストール

基本的には上記の設定で 即 R を利用することが出来るが、コマンドベースではなくもう少し便利に使いたいので、「R コマンダー」というパッケージを R にインストールする。R コマンダー メニューの [パッケージ]-[パッケージのインストール] を選ぶと、以下の画面が開くので、ここで、「Rcmdr」を選んで[OK]ボタンを押すと、インストールが開始される。完了するまで暫く時間が掛かる。完了後、依存パッケージが見つからないなどのエラーが表示された際はそのまま必要なパッケージをインストールするかどうか尋ねられるので継続して必要なパッケージをインストールする。
 
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R コマンダーを起動すると以下のような画面が表示される。
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テーブルの編集も可能。 
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以上で 基本的な R、R コマンダー のインストールと設定は完了です。他にも必要なパッケージもありますが、それはその都度インストールします。
 

4 参考文献

山田剛史, 村井潤一郎, & 杉澤武俊. (2015). Rによる心理データ解析: ナカニシヤ出版.

著者: Satoshi Takemoto Satoshi Takemoto

Created: 2017-02-17 金 11:10

Emacs 25.1.1 (Org mode 8.3.6)

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